三重の樹木葬おすすめ8選!費用や後悔しない選び方

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kanai

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最近の埋葬スタイルの中で、特に人気を集めているのが「樹木葬」です。

墓石を用いない分、建立の費用が節約できるのと同時に、故人の好きだった木々を植えるなど、それぞれの人の気持ちに沿った供養ができるメリットがあります。

名古屋などの中京圏と、大阪・京都などの関西圏、両方からアクセスも容易な三重県では、県外から墓地を探す人も多くなっており、需要が見込める樹木葬形式の霊園も増えています。

今回は、三重県内にある人気の樹木葬墓地を調べてみました。

みなさんの墓地選びの参考になれば幸いです。

 樹木葬とは?

樹木葬とは

 樹木葬は、墓石を建立するタイプのお墓とは違って、樹木や花を墓標の変わりに使うお墓のことを言います。

季節ごとに花が咲く四季折々の美しさを楽しむこともできますし、個人が大好きだった木々や花々をお墓に植えてあげることができることもあり、人気を集めているスタイルのお墓です。

納骨をする場所は、樹木の周辺に納骨スペース(カロート)を設けるので、スペースの大きさによって納骨できる人数ももちろん変わってきます。

実際に樹木葬を行う場合には、どれだけの人数がそのお墓に入るのかを前もって想定しておくことも忘れないでください。

 樹木葬と一般墓の違いは?

 広告などで「樹木葬」や「一般墓」と聞いても、何がどう違うのかはわかりにくい場合もあります。

特に樹木葬の場合、樹木の手入れは誰がするのか?樹木が枯れてしまったらどうなるのか?ということは、気になるところです。

では、樹木葬や一般墓は、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

種別 一般墓 樹木葬
納骨スペース 墓石の下に設置 樹木の周辺に設置
目印 墓石 樹木や花々
線香台

供え物台等

墓石と一緒に設置 納骨スペースごとに1つ設置

合祀型の樹木葬の場合はまとめて1つ設置

戒名板 墓石の横に設置 設置されない場合も多い

設置できる場合でも、それぞれの霊園によってスタイルが異なる

手入れや管理 周辺の清掃、墓石のクリーニング

除草(霊園が管理してくれる場合あり)

供養(別途費用が必要な場合あり)

樹木の剪定(霊園が管理してくれる場合あり)

周辺の清掃(霊園が管理してくれる場合あり)

供養(別途費用が必要な場合あり)

費用 墓所の永代使用料

墓石の建立費用

墓所の管理費

墓所の永代使用料

墓所の管理費

 

 比べてみると、一般墓に比べて「墓石の建立費用」が節約できるのが大きなポイントでしょう。

墓石建立といっても、最低でも50万円程度、高いものになると軽自動車が1台買えるぐらい(150万円以上)の費用が掛かりますから、経済的に「そこまでは出せない」と思っている人でも、樹木葬なら手が届く場合もあるかもしれません。

その他、維持管理にかかる費用や手間も軽減できるので、遠方に住んでいる人でも安心して利用できるのが、樹木葬ならではの特徴ともいえるでしょう。

樹木が枯れたらどうなるの?

 樹木葬のモニュメントである樹木が枯れてしまうと、自分で撤去し、新たな樹木を別費用で植えることになります。

樹木葬のある霊園では、もともと樹木が植えてある場合と、使用者が好きな樹木を植えていい場合の2種類に分かれます。

前者の場合は、その霊園の土壌に適した樹木が選ばれていることも多く、その管理も霊園側が行ってくれる場合も多いです。

一方後者の場合は、故人が大好きだった木々を植えるなど、より思いのこもった供養を行えますが、自分で植えた樹木である以上、その管理や自分たちが行わねばなりません。

お墓の維持管理を重要視するのか、故人の供養を重要視するのか、それぞれの場合で考え方が違ってくるでしょうが、うまくバランスを取って決めるのが一番でしょう。

三重でおすすめの樹木葬8選

 三重県は、隣は奈良県や滋賀県などと関西圏のつながりがある一方で、名古屋市をはじめとする愛知県とも隣接しています。

そのため、三重県民だけではなく、周辺県の人々も注目している地域であることから、お墓のニーズがかなり高い地域と言えます。

特に、愛知県内の墓地需要はかなり高いことから、隣接する三重県で樹木葬のお墓を探す人も多いと思われます。

ニーズが高い分、三重県の樹木葬は多種多様なサービスを提供してくれる霊園が多いのも特徴の一つです。

では、実際にどのような樹木葬霊園があるのか、詳しくご紹介しましょう。

佛眼寺

佛眼寺

戦国武将・藤堂高虎ゆかりの寺として知られているお寺で、多種多様なお墓が運営されています。

ペットと飼い主が一緒に埋葬できる「ペット墓」もあり、最近のライフスタイルにも対応できる新しいスタイルのお墓ばかりです。

電話番号 059-228-6575
所在地 三重県津市岩田21-34
最寄り駅 近鉄名古屋線南が丘駅
車でのアクセス 伊勢自動車道久居インターから20分
電車・バスでのアクセス 近鉄名古屋線南が丘駅からタクシーで10分
送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道
開園時間 午前9時~午後4時
定休日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 寺院墓地(一般墓、樹木葬、永代供養墓、ペット墓)
費用 個別樹木葬1名に付き24万円(4名まで納骨可)、管理料無料
URL https://butsugenji.com/

桜台・見性寺墓苑

桜台・見性寺墓苑

四日市市街地や四日市インターからも近く、アクセスが非常に便利な霊園です。

人気の樹木葬は「桜」がモニュメントになっていて、春には霊園一面がピンク色に染まり、故人を偲ぶには最高のシチュエーションになります。

電話番号 059-354-1133
所在地 四日市市智積町ひよどり岡6552
最寄り駅 近鉄湯の山線高角駅
車でのアクセス 東名阪自動車道四日市インターから5分
電車・バスでのアクセス 近鉄湯の山線高角駅からタクシーで10分
送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道
開園時間 不問
定休日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 公園墓地(一般墓、樹木葬)
費用 一般墓32万円から、樹木葬38万円から、管理料無料
URL http://www.nushiyo.co.jp/sakuradai/index.html

 観音寺

観音寺

東名阪自動車道四日市東インターや主要国道からも近いので、県外からのアクセスも容易な墓地です。

樹木葬や永代供養墓は、使用料に年1回~2回の法要料も含まれているので、供養を重視する人でも安心して利用することができます。

電話番号 059-331-5448
所在地 三重県四日市市垂坂町1266
最寄り駅 近鉄名古屋線四日市駅
車でのアクセス 東名阪自動車道四日市東インターから5分
電車・バスでのアクセス 近鉄名古屋線四日市駅から路線バス8分

垂坂バス停下車徒歩8分

送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道、法要施設(観音寺施設を利用)
開園時間 午前9時~午後4時
定休日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 寺院墓地(一般墓、樹木葬、永代供養墓)
費用 一般墓150万円、永代供養墓1人につき5万円から

樹木葬1人用20万円、2人用40万円、3人用60万円、管理料無料

URL http://kannonji.me/eitai/

桑名メモリアルパーク

観音寺

大規模な公園墓地には、一般墓から永代供養墓、樹木葬までがそろい、みなさんのさまざまにニーズに対応できます。

つつじ、ショウブ、サクラなど、四季折々にさまざまな花や緑がある公園墓地なので、訪れる人たちの心はもちろん、埋葬される故人も穏やかに眠ることができるシチュエーションです。

電話番号 0594-33-2100
所在地 三重県桑名市芳ヶ崎1546-41
最寄り駅 JR関西本線桑名駅、近鉄名古屋線桑名駅
車でのアクセス 東名阪自動車道桑名インターから10分
電車・バスでのアクセス JR関西本線桑名駅、近鉄名古屋線桑名駅から路線バス15分

広見ヶ丘バス停下車徒歩5分

送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道、現地事務所
開園時間 9:30~16:30
定休日 毎週水曜日
墓地タイプ 民間
墓地の形態 公園墓地(一般墓、樹木葬、永代供養墓)
費用 一般墓15万円から、永代供養墓48万円から、樹木葬60万円から

永代供養墓と樹木葬は管理料無料

URL http://www.nushiyo.co.jp/memorial/tree.html

自然宗佛國寺「森のお墓・いのちの森」

自然宗佛國寺「森のお墓・いのちの森」

奥伊勢の名峰「大台ケ原山」のふもとにある霊園では、自然の森を墓所と見立てて埋葬する「自然葬」を勧めています。

墓標や墓石は設置せず、木製の骨壺に納められた遺骨を、既存の樹木の根元に埋葬するスタイルは、自然の中で静かに眠りたい故人の意思には十分添えるものでしょう。

電話番号 0598-78-8655
所在地 三重県多気郡大台町桧原175番地
最寄り駅 JR紀勢本線尾鷲駅
車でのアクセス 紀勢自動車道海山インターから80分
電車・バスでのアクセス JR紀勢本線尾鷲駅よりタクシーで120分
送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道、法要施設(佛國寺施設を利用)
開園時間 10:00~16:00
定休日 毎週月曜日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 寺院墓地(樹木葬)
費用 1人21万円、夫婦での申し込みは2名で32万円、管理料無料
URL https://buddhist-temple-3006.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referra

 伊賀の里自然墓苑/滝仙寺

 忍者の里として知られる伊賀市にある霊園で、大阪や京都からのアクセスも容易なのがおすすめです。

1区画の中で自分の思い思いに墓石を建立することができ、さらに自分の大好きな樹木や花を植えることもできるので、ガーデニングを楽しむ感覚でオリジナルのお墓を作ることが可能です。

電話番号 0120-931-168
所在地 三重県伊賀市瀧236
最寄り駅 近鉄大阪線伊賀上津駅
車でのアクセス 名阪国道中瀬インターから15分
電車・バスでのアクセス 近鉄大阪線伊賀上津駅からタクシーで5分
送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道、法要施設(滝仙寺施設を利用)
開園時間
定休日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 寺院墓地(樹木葬、合祀墓)
費用 樹木葬30万円、合祀墓1体に付き3万円

個別法要料3万円、合同法要料1万円

URL

 ふくろうの杜

ふくろうの杜

となりには桑名市営斎場、近辺にはイオンモール桑名と、さまざまな施設が近くにある利便性の高い霊園です。

永代供養墓、一般墓、樹木葬とさまざまな埋葬スタイルが選べるのと、霊園内に法要ホールがあるので法事などを現地で開催することもできる便利さは、三重県内の霊園で比較しても群を抜きます。

電話番号 0120-02-1954
所在地 三重県桑名市新西方7丁目18番地
最寄り駅 JR関西本線桑名駅、近鉄名古屋線桑名駅
車でのアクセス 東名阪自動車道桑名インターから10分
電車・バスでのアクセス JR関西本線桑名駅、近鉄名古屋線桑名駅から路線バス15分
送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 現地事務所(喫茶併設)、家族葬専用ホール、リビングタイプホール、駐車場

トイレ、ごみステーション、水道

開園時間 無(電話問い合わせは24時間対応)
定休日
墓地タイプ 民営
墓地の形態 公園墓地(一般墓、永代供養墓、樹木葬)
費用 樹木葬1人用18万円、夫婦用35万円、家族用78万円、管理料無料
URL http://www.fukuronomori.jp/lp/sakurasaku.php

 正傳寺

正傳寺
美しい海のある地域「志摩」にある樹木葬の霊園。

海に近い場所にある、閑静な山間部の霊園では、故人が大好きだった木々を植えることができる、自由度の高い樹木葬墓地を利用することができます。

電話番号 0599-55-1932
所在地 三重県志摩市磯部町山原282
最寄り駅 近鉄志摩線志摩磯部駅
車でのアクセス 伊勢自動車道伊勢インターから伊勢道路経由で25分
電車・バスでのアクセス 近鉄志摩線志摩磯部駅からタクシー10分

磯部バスセンターから路線バス8分

送迎バスの有無
宗旨・宗派 不問
霊園施設 駐車場、トイレ、ごみステーション、水道、法要施設
開園時間
定休日
墓地タイプ 寺院
墓地の形態 公園墓地(一般墓、樹木葬、合祀墓)
費用 一般墓50万円から、樹木葬37万8千円から、合祀墓1体に付き10万円、管理料無料
URL http://www.syoudenji.com/jyumokusou.html

樹木葬にかかる費用は?

樹木葬にかかる費用は

 樹木葬の費用の内訳としては、永代使用料と墓地の維持管理費用に相当する「管理料」が必要となる場合があります。

樹木葬の場合、管理料がない霊園もありますが、その分樹木の剪定などを使用者に任せている場合もあるので、使用者が行う墓地の維持管理の範囲を、あらかじめ確認しておくことをお勧めします。

その他、考えられる費用について、下表にまとめてみましたので参考になさってください。

項目 永代使用料 管理料 埋葬料 その他
請求の根拠 建設コスト相当分を負担してもらうため 水道や参道、樹木などの設備維持管理費用のため 納骨にかかる手数料のため 臨時の修繕に係る費用や戒名彫の費用、供養祭の費用
平均価格 1体につき30万円から50万円 1年につき5千円から1万円 1体につき5千円から1万円 戒名彫りの場合は1体につき1万円程度
備考 檀家・非檀家で価格やサービスが違うことがある 霊園の規模によって差異がある 請求されない霊園もある 供養祭の費用が永代使用料に含まれている場合もある

 樹木葬の種類は?

樹木葬の種類

 そもそも樹木葬は、法律で明確なスタイルが決まっているものではなく、霊園ごとにスタイルも変わっている場合が多いです。

例えば、サクラの名所と言われる地域の樹木葬であれば、使われるモニュメントも「サクラ」になることが多いです。

その他、樹木にこだわらない樹木葬も増えていて、バラの植え込みがあるような「ガーデニング」タイプの樹木葬も年々増加しています。

また、ミカンやリンゴなど「実が成る樹木」を植えている樹木葬もあり、その場合はミカンやリンゴを使用者が収穫して持ち帰ったり、御供え物として使うこともできる樹木葬もあります。

それだけではなく、植える樹木を自分の好きなものにできる霊園もあります。

ただし、自分で植えるからには、自分や家族が好みの樹木を植えたいものですが、その後の管理は使用者に任される場合が一般的です。

 埋葬方法の違い

 樹木葬の種類は、大きく分けると次の表のように分かれます。

種類 特徴 樹木 納骨スペース その他設備
個別型 使用者ごとに明確に区画わけがされている 1区画に1本 1区画に複数名分用意 戒名板や墓地プレートが設置できる場合もある
集合型 お墓は1か所にまとめられているが納骨スペースは使用者ごとに用意されている 1か所にまとめて1本 使用者ごとに複数名分用意 墓地プレートが設置できる場合もある
合祀型 すべての施設が他の使用者と共有する形になっている 1か所にまとめて1本 1か所にまとめて多人数で納骨 戒名板が設置できる場合もある

 同じ樹木葬といえども、詳しく見てみるとさまざまな違いがあることにお気づきいただけたでしょうか。

それでは、それぞれの埋葬方法について、具体的にまとめてみましたのでぜひご覧ください。

 個別型

 個別型は、1人1本ごとに樹木があり、個別に1か所の納骨スペース(カロート)が設けてあります。

個別型のメリットは、1人暮らしの人や、事情があって1人で埋葬を希望する人、家族単位や夫婦単位で埋葬して欲しい人でも利用しやすいスタイルなことです。

他人と合祀されたくない人にとっては、うってつけの樹木葬ではないでしょうか。

 集合型

 集合型は、1本の樹木に対して、複数の使用者の納骨スペースをまとめて設置しているものです。

イメージとしては、モニュメントとして大きな樹木や花壇があり、その周辺に使用者ごとの納骨スペースを分けて設置している形です。

個別の区画を必要とするだけの費用が出せないけど、せめて納骨スペースだけは親族だけで使いたいという人にとっては、おすすめの方法となります。

 合祀型

 合祀型は、1本の樹木に対して、大きな1か所の納骨スペースが設けられているもので、樹木葬のための設備すべてを他人と共有する形になります。

納骨時には、壺や袋に分けた遺骨を、他人と一緒に使用する大きな納骨スペースに埋葬します。

あらゆる設備を共用で使用するため。永代使用料や管理料も安価になる場合が多いですし、合祀の場合には霊園管理者が定期的な供養祭を行ってくれる場合もあり、後の世代に供養を託すことができない人でも安心して利用できます。

霊園タイプの違い

 樹木葬の人気は年々高まっており、最近で多くの霊園で樹木葬を導入するケースが増えています。

また、既存の霊園でも墓じまいなどで未使用になった墓所を活用し、樹木葬墓地を新たに整備するとりくみもおこなわれています。

また、霊園がある環境によって樹木葬墓地のスタイルにも変化が見られるので、それぞれの特徴をご紹介しましょう。

 里山型の樹木葬

 里山型は、丘陵地帯や山間部にある霊園でよく導入されている形式です。

里山型の樹木葬では、既存の山や丘の形状を利用し、そのまま樹木葬墓地にしてしまう場合もあります。

また、樹齢の長い樹木をそのままモニュメントとして活用し、周辺に人工の丘を作って樹木葬墓地にすることも多く行われています。

里山ならではの自然があり、四季折々の景色を楽しむことができるので、里山型を好む人も多くなっています。

公園型の樹木葬

 公園型は、平地にある墓地や、山間部の墓地でも整備された平地の中に作られることが多いです。

公園という名のとおり、見た目では樹木葬とはわからないぐらいで、はたから見ると緑の豊かな公園と見間違うかのように作られています。

公園らしく、ベンチやあずまやが用意されていて、故人をしのびながら屋外で会食をする墓参も可能で、サクラの花が咲いていると花見も一緒に楽しめるというメリットが提供されます。

 庭園型の樹木葬

 寺院の境内や市街地にある霊園では、樹木葬墓地を作る際に庭園型の樹木葬が作られる場合もあります。

庭園型のイメージは、教会の中庭や、枯山水などのある日本式庭園のような場合が多く、周辺の民家等から光景を見ても、そこが墓地であるとはだれも思わないぐらいの完成度であることが多いです。

ガーデニングチックに仕上げられた樹木葬では、故人をしのんでテーブルでお茶を楽しんだり、花をめでながら思い出話に浸るなど、さまざまな使い方ができるのも魅力の一つです。

樹木葬を選ぶ際のポイントは?

樹木葬を選ぶ際のポイント

 ここからは、樹木葬を選ぶ際のポイントについて、詳しく解説しましょう。

樹木葬は、最近流行とはなっていますが、まだまだ新しいタイプのお墓でもあるので、親族の理解が得られない場合もあるなど、思わぬ障害に突き当たる場合もあり得ます。

そのため、樹木葬の検討にあたっては、以下のポイントに留意いただければ大丈夫ではないでしょうか。

<ポイント1>納骨する人々の数や範囲

 お墓に何人埋葬する予定なのか、お墓を選ぶ際には必ず「将来の予測」を立てる必要があります。

1人だけ、夫婦だけ、自分の直系子孫だけ、あるいは一族みんなでなどと、さまざまな選択肢が出てくるのですが、納骨する範囲にあたる人には「樹木葬」の意向を相談しておく方がいいでしょう。

 <ポイント2>管理の度合い

 樹木葬は樹木が生育する過程において、枯れ葉や落ち葉の掃除、木々の剪定など、さまざまな管理が必要になります。

管理の度合いは、霊園ごとに異なるので、どこまでの範囲が使用者管理になるのかを、あらかじめ確認しておくべきです。

例えば、樹木が伸びたときにその伐採は誰がするのか、共有している樹木の剪定はしなくてよいのかなど、現地を確認してみて考えられる管理の度合いを踏まえて、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。

 <ポイント3>故人の意思

 故人が、どのような形で供養して欲しいかも、お墓選びには重要です。

夫婦だけで一緒にして欲しい、一人で穏やかに眠りたい、みんなで一緒に…などと、さまざまな希望があると思います。

特に、親族や子孫と一緒に埋葬される場合には、将来的にだれがそのお墓を使用するのかなど「権利承継」についても、一緒に考えておくべきです。

<ポイント4>アクセス

高齢になって墓参する場合、自動車は使用できないとなれば、電車やバス・タクシーを利用して墓参できるかが重要です。

また、実家を離れて独り立ちしている子どもたちが、墓参りをするときにアクセスしやすい場所なのかも、樹木葬選びのポイントといえます。

特に、親族や家族で代々使いたい場合には、将来のライフスタイルも考慮して場所を探すことをお勧めします。

 樹木葬で後悔しない為に!考えられるトラブルは?

樹木葬で後悔しない為に!考えられるトラブル

 一般的な石のお墓に比べて、樹木葬の場合は管理の手間が軽減できるなど、これからお墓を購入する人には便利なお墓であることは間違いありません。

でも、樹木葬ならではのトラブルがないわけではありません。これからご紹介する内容を詳しくご覧いただき、検討の際の参考になさってください。

 台風や強風による被害

 樹木が成長すると、当然台風や強風を受けて枝が折れたり、樹木が根こそぎ倒れてしまう場合もあり得ます。

さらに、折れた木々が他人の墓地や霊園の共有施設などを破損させると、損害賠償を求められる場合もあります。

樹木の管理が霊園側にあれば問題はないのですが、それでも自分たちが被害者になる可能性はあるので、安心してお墓を使い続けたい場合には、ちょっと不安材料かもしれません。

樹木が枯れてしまう

 樹木が枯れてしまうと、別の木を植えるなどの対応が必要になります。

もし、樹木の管理が使用者側の義務になっている場合は、枯木の処理や新たな木を植える費用も、使用者が別途負担することになります。

樹木の管理が霊園側になっている場合は、何も気にすることはありません。ですが、枯れた木をそのまま放置されているような場合は、霊園側に申し出をしなくてはなりません。

害虫の発生や糞害

 樹木が成長すると、その木々に害虫が発生することもあります。

特に夏ごろは、チャドクガの幼虫などが繁殖するので、お墓参りをしたときに刺されてしまう場合もあります。

また、鳥が樹木を宿り木にすることで、墓地の周辺に糞の被害が生じることもありえます。

虫や糞が多くなると、せっかくきれいにした墓地もすぐに汚れてしまうので、それが嫌な場合は、樹木葬の利用を控えた方がいいかもしれません。

樹木葬のメリット・デメリット

 ここで、樹木葬のメリットやデメリットをまとめてみました。

みなさまが樹木葬をご検討される際の、参考になれば幸いです。

樹木葬のメリット

 樹木葬のメリットをまとめると、以下の表のとおりです。

費用が安価である 墓石を建立する場合と比べて、墓石台の部分が不要なため、トータルの費用は安価になる
管理の手間が少ない 合祀型や集合型の樹木葬の場合、施設の大半が霊園側で管理してくれるので、使用者自身が管理する手間が少なくなる
子孫に負担をかけない 管理料なども不要で、管理そのものの霊園側で行ってくれる場合は、それらのことで子孫に負担をかけることがない
跡継ぎにゆだねることができる 親族や家族一同が埋葬できるだけの樹木葬墓地を購入すれば、自身が亡くなった後でも引き続き後の世代にお墓を委ねることができる

 メリットとしては、管理の手間がかからないこと、墓石を建立しない分だけ費用を節約できることなどが挙げられます。

また、後の世代にも受け継いで使用することができるのも、ありがたいポイントです。

 樹木葬のデメリット

 逆に、樹木葬であってもデメリットは存在します。

デメリットを、以下の表にまとめてみました。

清掃の手間が増えることがある 枯れ木、枯れ葉などが多くなると、清掃の手間が増えることがある

霊園で管理してくれる場合は問題がないが、管理料がその分高額になることもある

木が枯れたときの対処が大変 木が枯れると倒木のリスクが高まり、倒れた場合の後始末が大変

新たな木を植える場合、別途金銭的な負担が生じる

倒れた木が施設などを壊した場合、弁償しなくてはならない場合もある

理解が得られない場合もある 既に先祖代々の墓がある場合、あえて樹木葬にすることを忌避されることもある

樹木葬そのものへの理解が得られなくて、親族や家族間で言い争いになる場合もある

 デメリットの中で一番大変なのは、親族や家族の理解が得られない場合もあることです。

やはり、古い世代になると「お墓とは墓石があるもの」と考えている人も多く、樹木葬に対して理解が得られない場合もあるからです。

実際に樹木葬墓地を見に行くなど、理解を得るための作業が必要になることは覚悟しておきましょう。

樹木葬の検討から埋葬までの流れ

 樹木葬を検討し、実際に契約することや遺骨を埋葬するまでの流れをまとめてみました。

さっそく見てみましょう。

①霊園を探す 樹木葬を行っている霊園を探す

交通手段、現在の住所地からの利便性などを考慮

子どもたちに管理を委ねる場合は、子どもたちの住所地からの利便性も考慮

現地を見学したり、維持管理の範囲を確認することは必要不可欠

②費用を確認 納骨可能な数、永代使用料、管理料、その他必要な費用を確認
③利用人数の確認 子どもたちの世代まで使うとなれば、納骨すべき数も変わってくるので相談は必須
④霊園と契約 契約内容のうち、負担すべき費用面や管理すべき場所の範疇などは、必図内容を確認しておくこと
⑤逝去・火葬 火葬直後、火葬場で交付される「埋葬許可書」を必ず保管すること
⑥埋葬 「埋葬許可書」を霊園管理者に提出し、指示された方法により埋葬

 表にまとめてみると、そんなに難しいことはなさそうですが、しっかりと考える時間が欲しいのは事実でしょう。

特に、今にも亡くなりそうな家族がいて、とにかく早く樹木葬墓地を買いたいという場合には、検討する時間が少ないので慌てて決めてしまいがちです。

将来的にお墓が必要なのは、だれしも同じです。みんなが元気なうちから、検討をし始めても決して遅くはありません。

 樹木葬を選ぶ際の注意点

 樹木葬は、最近登場した新しいスタイルの埋葬方法なので、親族の中でも「墓石がないのはおかしい」などという人もいることでしょう。

また、両親が樹木葬を望んだとしても、後のお墓を託す子どもたちが違和感を覚えてしまうと、家族の関係がぎくしゃくしてしまうことにもなりかねません。

まず、樹木葬にしたいのはなぜか、その理由をしっかりと考えるべきです。

理由が理解される内容であれば、反対する人の声も次第に収まってくるはずです。

 まとめ

 樹木葬は、費用が安価なだけでなく、子孫にお墓の管理で負担をかけないようにすることができるなど、メリットの多い埋葬の方法です。

実際、霊園や寺院側も、樹木葬を積極的に導入しています。

樹木葬は、今までの墓石のある墓地ほどの面積が必要ないですし、墓じまいなどで空いてしまった区画をリフォームして設置できるので、運営側も便利なのです。

なにより、墓石のある墓地は、購入しようとすれば高額になりますが、樹木葬の場合は比較的低額でお墓を手に入れやすいこともあり、購入する側が樹木葬を求めている実情があります。

霊園を管理する側も、無縁墓がどんどん増えて管理に手間がかかるよりは、樹木葬のようにコンパクトにまとまっていて、それで今まで以上の納骨を受け入れられるのですから、ビジネスライクな考え方をすれば運営しやすいお墓といえます。

それらの事情もあり、今後も樹木葬墓地は増加するものと思われますので、お墓を検討されている場合は、ぜひ樹木葬墓地も検討の対象に入れられることをお勧めします。

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